2011年 04月 01日 ( 1 )   

震災   

こんな平和な国を一瞬で壊滅的に破壊し、多くの命を奪った11日の震災から3週間。

人的ミスが指摘される原発の事が加わり、天災というよりは、これは戦争と呼ぶべき事態でしょう。

一瞬に起きた津波で恐らく30,000近い命が奪われ、生き残った人の人生を狂わせてしまった現実、孤児になってしまった子供達が65人以上いると報道で知った。家が流され親や家族を亡くてしまったら、誰だって立ち上がれないよ。

被災された地域には、先祖代々漁業を営んできた我慢強い漁師の家族、戦後からこつこつ働いて建てた家が流され家族をも失った人が沢山いる。
「一つの事件で2万人が亡くなったのではなくて、一人が亡くなる事件が2万件あったということだ」と武も言っていたけど、メディアには情報の規制がかかってるのでしょうね。取材に行く人も命がけだったと思うけど、スタジオで流すニュースには何の為に取材に行ったのかと疑問が残る報道も多くありました。
原発に関する会見でもふざけた質問をするメディアが多く腹立たしい、政治家非難は後にして欲しいし、原発の知識がなさすぎる質問が少なくなかった、日々非難したい事ばかりが募ります。

NYタイムズの写真です。
衝撃的かもしれませんが、日本のメディアでは載せない顔、個人がそこにあります。
どんな報道を良しとするかは国の政治、文化、宗教にも関係するけど、少なくともフランス人だったら今の報道、曖昧な政府の応答には誰一人満足しないでしょうね。今回、日本の報道の在り方に疑問が多く残ります。海外メディアを通して見る現実、日本の報道がどれだけオブラートに包んでいるのか、はたまた海外メディアが誇張した情報を流してるか、その両者には温度差があります。http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1

自衛隊のヘリが原発の炉に空中から放水ができた瞬間は少し明るい兆しが見えたけど、まだまだ原発の状況は厳しい、電源も少しずつ復活してると聞きますが、どこまで復旧したのでしょう、どうか何とかならないものでしょうか。
福島の産物、茨城の産物にも風評被害が出ました。酪農家の方は、牛の搾乳やエサをやる為に一度避難した避難所から家に戻った方もいる、本当にそうですね、牛がいて生活がそこにある。農業や酪農家も多い地域で家を離れる難しさがどんなに難しい事か、会社勤めの方とは訳が違いますよね。生活も今まで積み上げて来た人生も未来も全てそこにあるのですからね。避難しろと言っても、障害者を抱えてる家族は避難所で迷惑がかかるからと家に居るとも聞きました。福島は茨城の隣、あらゆる事がとてもとても心配です、いつか戻ってきて産業が復活できる日が来る事を願いたい。

数え切れない数字の余震(最初の1週間は600回だったはず)が依然続くなかで余震の恐怖に怯え、難航する原発の状況を聞いてるだけで毎日どれだけのストレスをみんな抱えてしまって人が増えてると思います、名古屋、関西に数日行っただけで余震の無い普通の生活ができた事で気分が全然楽になったという話を聞きます、余震続く地域での生活にくたびれてしまった人が多いのではと心配しています。

遠くから声援を送るだけしかできない今、海外に来た事をとても後悔してしまいます。何も技術がないけど、日本に居たら家族や地域にいるだけで弱い人の力に少なからずなれたのではないかと。
だけど例え被災地にボランティアに行っても被災者分の物資も充分に届いてない、医者でも寝る場所がない状態なのに何もできない人が来ても邪魔になるだけだと周りからも言われました。
「もうすでに、耐えられないくらい頑張っていて、頑張ってなんてとても言えなくなります。」
「これ以上頑張れとは言えないし、頑張ったところでどうにもならないことがたくさんありすぎたから」と綴る被災地に入った看護婦さんのブログです、報道では流れない現地のすさまじい様子、被災者の顔が見えました。
http://blog.goo.ne.jp/flower-wing

今、自分にできる事は義援金を送る事なのだと思います、聞かれた人には海外からの情報を送ったり、それ位しかできないのかもしれません。私もフランスで身近な所から日本の被害の状況を伝えていきたいと思ってます。
だって、ありない事に日本は豊かな国だから募金は必要ないのかと思ったと思ってるフランス人が少なくなかった事実には驚愕しました。今通ってる学校では、チャリティーコンサートも行われますし、他にもチャリティーコンサートが行われ始めました。

義援金を考えた時、糸井重里さんが「じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金」を目安として挙げていました。これも参考になりました。
義援金は気持ちと言っても、今回の規模は訳が違います。色んな意味でこうして形として指し示してあげる人が出てくる事も大事だと思いました。

原発に関しては非難したい事が沢山あるけれど、今はとにかく被爆の危険を冒しながらも終息に向かって全力で戦ってくれている人達に声援を送りたい。
原発現場で働いてくれてる人、劣悪な環境で一日二食しか食べれてないとも記事で読みました。命を犠牲にして働いてくれてる彼等にどうして物資さえも届かないのか本当にありえない事ばかり続きますが、非難したい事だらけです。でも、とにかく今は彼等と外国から支援にきてくれてる専門家に委ねるしかありませんよね。事態が終息に向かう事を国と個人が一致団結して力を注がなきゃいけない、東北の復興に増税も必要になってくるだろう、税金という形で被災地の復興に協力できるならそれも支援金だと思う。

簡単な事じゃないけど、これから国と個人、民間もが一致団結する事が何より大事だと思います。
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by paris__tsukuba | 2011-04-01 04:41 | 日本